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環境アセス法改正について

kitanoyuko

5月16日(金)環境影響評価法一部改正についての質疑を行いました。
以下に質疑した内容をまとめました。

【1】風力発電事業の環境影響と事後調査の必要性

  • 宇久島(三重)などで進む巨大な再エネ事業が地域環境や住民に重大な影響を及ぼしていると指摘。
  • 現在の制度では環境影響の事後モニタリングが不十分で、継続的な評価制度が必要。

要望: 風力設置後の環境影響を継続的に調査し、将来の制度設計に反映する仕組みの整備。


【2】事業者情報の透明化と国土管理

  • 外国資本が関与する再エネ事業が増加する中、事業主体の実態が不透明なケースが多いと批判。

提案:

  1. 株主や役員構成の法的開示義務
  2. 事業譲渡時の再審査制度
  3. 信頼性に欠ける事業体の参入制限

要望: 国土保全・エネルギー安全保障の観点から事業者情報の明示を義務化すべき。


【3】住民意見の実質反映=「パブリックレビュー制度」の導入

  • 日本の環境アセスメントでは住民意見が形式的に扱われており、制度に実効性がない。
  • 米国NEPA制度を参考に、行政に意見反映を義務づける仕組みを提案。

要望: 日本でも法制化し、住民意見を実質的に反映する仕組みに強化すべき。


【4】アセス図書のネット継続公開の制度設計

  • 環境情報は公益性が高く、事業者の同意なしに継続的に公開すべきだと主張。

質問: 同意不要での恒常的公開に向けた具体的取り組みについて副大臣の見解を問う。


本改正は手続きを適正化するための改正がメインであり、実質的に陸上風力発電を促進するための改正であるおそれがあります。
風力発電は日本の土地柄に合っているとはいえず、また人への影響も含め環境への影響が不透明なことが多いため、反対の立場で質疑いたしました。

ABOUT ME
北野ゆうこ
北野ゆうこ
衆議院議員
1985年9月19日 京都府京都市生まれ 滋賀県守山市在住
携帯電話販売会社や夫が経営するイベント会社で経理の資格と経験を生かし勤務
2024年、第50回衆議院議員総選挙で 滋賀第3区から参政党公認で立候補し、比例近畿ブロックで初当選
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